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ニュース詳細

国際海事展「SEA JAPAN 2022」に出展

2022年04月13日

「船舶のデジタルトランスフォーメーション」実現に向けた取り組み

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下、当社)は、2022年4月20日(水)~22日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される国際海事展「SEA JAPAN 2022」(シージャパン2022)に出展いたします。


フルノブースイメージ

この展示会は、世界各国の海運・造船・舶用機器メーカーが一堂に会する国内最大の海事展です。

当社は今回、「船舶のデジタルトランスフォーメーション」をテーマに、AR(拡張現実)技術を用いて航行に必要な情報を重畳表示する「AR ナビゲージョンシステム」をはじめ、VR(仮想現実)技術を用いて3次元表示することで、自船周囲状況を俯瞰しながら中・長距離操船計画の立案を支援する「3D Bird View(スリーディーバードビュー)」、船体と岸壁との関係を高精度に計測して安全に離着岸を支援する「離着岸支援システム」ほか、船内データを船陸間で共有することでリモートメンテナンスを支援する「FOP(フルノ オープンプラットフォーム)」に「HermAce(ヘルムエース)」など、自動運航を実現するための各種機能・ソリューションをご紹介します。さらに、固体化(半導体)素子を採用した最新の航海用レーダー「型式:FAR-2x28 NXTシリーズ」や、参考出展として、大型画面一つに必要な情報を集約表示する「プランニングステーション」などを出展します。

本開催の初日4月20日(水)には、当社はセミナー会場にて自律航行市場での最新動向と、当社が自動運航に向けて取り組む「ARナビゲーションシステム」「3D Bird View」「離着岸支援」などの最新機能についてご紹介いたします。

皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

最新機能のご紹介

「ARナビゲーションシステム」新機能のご紹介

今回出展する「ARナビゲーションシステム」では、4月よりリリースする新機能「ナビゲーションレコーダー」「UKHO潮流・潮汐表示」「Safety Contour表示」をご紹介します。

  • 「ナビゲーションレコーダー」は、ARナビゲーションシステムの航海動画をストレージデバイスに30日間記録できる機能で、海難事故の際の状況確認や船員教育の資料に役立ちます。
    ※ 容量2TBの場合は720時間以上。収録状況により記録時間が異なる場合があります。
    • 「UKHO潮流・潮汐表示」は、UKHO※1からADP※2として提供されている潮流・潮汐情報を画面に表示する機能です。これにより、水中、水上および自船周囲の状況を確認しながら安全な判断を行うことができます。
      本機能を使用するためには、UKHOからのADP購入および機能を有効化するための有償ライセンスキーなどが必要です。
      ※1 UK Hydrographic Office(英国水路部)の略称です
      ※2 UKHOから有償で提供されているサービスであるADMIRALTY Digital Publicationの略称です。Windows環境で動作する電子版水路図誌のことで、潮流、潮汐、灯台情報、無線信号情報などを表示する機能を持っています。
    • 「Safety Contour表示」は、ENC(航海用電子海図)チャートのSafety Contourを、従来の色から(黄・橙・赤)の警告色に変更し、より強く注意喚起できるようにしました。本機能は新しいバージョンから標準仕様となります。
      ※ 安全水深値

ARナビゲーションシステムについての詳細は、こちらをご覧ください。
URL:https://www.furuno.com/special/jp/envision/

自動運航に向けた最新システムのご紹介

航海の安全向上および船員の労務負担を軽減することを目的に、自動運航に向けた研究開発が国内外で進められています。当社でもフルノ独自のセンサー技術を生かし、「見張り(認知)」、「操船/避航(判断)」をサポートするシステムを開発しています。本展示会では、上記でご紹介した「ARナビゲーションシステム」ほか、VR技術を用いて見張り業務を支援する「3D Bird View」、また、LiDARとカメラなどのセンサーを用いて船体と岸壁との距離・角度を高精度に計測して安全な離着岸を支援する「離着岸支援システム」など、自動運航に向けて開発中の各種システムをご紹介します。

自動運航に向けた取り組みのなど、「船舶のデジタルトランスフォーメーション」については、こちらをご覧ください。
URL:https://www.furuno.com/jp/marine-dx/


▲(左)3D Bird View表示、(右)離着岸支援システム表示

NAPA社の Voyage Optimization対応プランニングステーション

  • フルノのプランニングステーションは、レーダーやAIS、気象情報、ルートチャートなど、航海計画から監視・管理まで必要な情報を集約して表示することができます。本商品は、当社独自の技術により、ストレスフリーなタッチ操作を実現しています。
    今回新たにNAPA Voyage Optimizationを導入し、あらゆる航海に対して最適な航路選定や船速配分が行え、燃料費・CO2の削減や安全で効率的な航行を可能にしました。
    さらに、インターネットを通じて陸上から管理船情報を取得して監視・表示する機能を開発。これにより船陸間で船舶管理業務の最適化に貢献します。
    本商品はフルノブースにて実際に操作体験いただけます。
    ※ 別途契約が必要

セミナー

自律運航市場の最新動向と、フルノが自動運航に向けて取り組む「ARナビゲーションシステム」や「3D Bird View」、「離着岸支援システム」など、研究開発中の最新機能やソリューションについてご紹介いたします。
2022年4月20日(水)
A会場(A-05)、13:30~14:00
タイトル:「自律航行市場の最新動向と古野電気の取り組み」

展示会概要

展示会名称:SEA JAPAN 2022
公式ウェブサイトhttp://www.seajapan.ne.jp/
会期:4月20日(水)~22日(金)
会場:東京ビッグサイト(東京都江東区有明) 東5・6ホール
入場料:無料(登録制)
当社のブース番号:5C-07

出展機器/型式

  • 航海用レーダー:FAR-2xx8 NXTシリーズ【新商品】
  • 電子海図情報表示システム(ECDIS):FMD-3300
  • 波浪解析ソフトウェア:WV-100/100ST
  • プランニングステーション:PS-100/PS-100FM【参考出展】
  • ARナビゲーションシステム:AR-100M
  • 3D Bird View【研究開発中】
  • 離着岸支援システム【研究開発中】
  • FOP(フルノオープンプラットフォーム)
  • HermAce(リモートモニタリング&トラブルシューティングプラットフォーム)
  • その他、洋上風力発電事業支援関連、衛星通信サービス

関連リンク

2021年09月08日発表(古野電気): 無人運航船のフリートオペレーションセンター竣工
https://www.furuno.co.jp/news/general/general_category.html?ItemId=1061&dispmid=1017

2021年05月27日発表(古野電気): 古野電気は、NAPAのVoyage Optimization 導入で合意
https://www.furuno.co.jp/news/general/general_category.html?ItemId=1032&dispmid=1017

 
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