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ニュース詳細

洋上風力発電事業をサポート

2021年09月21日

漁業との共生で、新しいビジネスモデルを提案
WIND EXPO出展

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下、当社)は、70年以上培った海洋電子技術とノウハウを生かし、洋上風力発電事業のアセスメントに有効な機器提供から運用後の海域管理まで、トータルで支援いたします。9月29日より東京ビッグサイトで開催される、WIND EXPO 風力発電展 にて紹介いたします。

アセスメントに有効な機器提供から海域管理まで

70年以上にわたり培ってきた漁業、資源調査、海洋土木での海洋センシング技術とノウハウで、洋上風力発電設備のためのアセスメントから施工管理・完成後の維持管理にいたるまで一貫したサポートを行います。
独自のマルチビーム技術で、アセスメント時や完成後における周辺海底地形の状況変化を計測でき、魚量情報や蝟集効果を判断することも可能です。さらに、施工中・完成後の構造物監視に有効なGNSS自動変位観測システムや、周辺海域監視には外せない監視レーダー技術を中心とした海域管理システムも新たに構築することで、洋上風力発電に特化した環境構築を進めています。

マルチビームソナーによる、3次元海底地形データ生成
作業船にマルチビームソナーを搭載することで、日常的な海底地形の変化を計測することが可能になります。

国内初! 日本郵船 (株)、(株)日本海洋科学 との協業で

完成後の維持管理において、当社独自の監視レーダー技術を活用した沿岸監視から、運航計画/管理、作業者の安全管理、気象・海象サービスなど、ハード・ソフト一貫した保守メンテナンスでサポートできる、国内初の海域管理システムを提供します。

グローバルな採用実績を誇る、独自の監視レーダーシステムTimeZero Coastal Monitoring
AIS,カメラ等の様々なセンサーとの融合で、高度な海域監視を実現します。

漁業との共生、沿岸漁業のスマート化へ

洋上風力発電設備を生かし、周辺海域の漁場動向を継続観測。魚量や水温、塩分濃度、潮流など様々な環境情報のデータを収集することで、沿岸漁場の状況を把握できるとともに、近い将来、地元漁業者の出漁判断につなげられるなど、スマート化による沿岸漁業の経営効率化の促進につなげます。
当社は漁業者とともに育った企業として、地域漁業との共生を目指しています。

WIND EXPO 風力発電展 提案内容

海域管理システム、および、レーダー応用技術

日本郵船(株)、(株)日本海洋科学とともに、海域管理システム(Marine Management System)を提案します。その中で海域監視には監視レーダーシステムTimeZero Coastal Monitoringを採用しており、レーダー、AIS、監視カメラ、気象などの情報を1つの画面で統合表示することで、海域の高度な安全監視を実現します。

GNSS自動変位観測システム「DANA」

洋上風力発電などの人工構造物の変位をミリメートルオーダーで3次元計測し、長期にわたってその状態を遠隔で自動監視できる定点連続計測システムです。

広帯域マルチビームソナー 「WASSP」

広帯域技術を用いて、左舷・右舷方向120°という広範囲を224本のビームで探査するマルチビームスキャン技術を搭載。これにより、漁礁、魚群、海底地形と底質の反射強度などの海中環境を素早く、より正確に把握することが可能。海中モニタリングや海底地形調査、漁量調査に貢献します。

漁業との共生支援機器

夜間・霧発生時において、風車への接近を漁船に音声で知らせるなど衝突防止に有効となるカラーGPSプロッタ「型式:GP-3700」や、魚種・漁法に適した有益な魚体長情報をグラフ表示するグラフ魚探「型式:FCV-1900G」など、実績の高い電子機器と、そのデータを活用した漁場アセスメントへの活用や漁業者の安全考慮など、漁業との共生支援を行います。

展示会概要

展示会名称:WIND EXPO 風力発電展(スマートエネルギーWeek)
会期:2021年9月29(水)~10月1日(金) 10:00~18:00(最終日は17:00まで)
会場:東京ビッグサイト 青海展示棟(江東区青海1丁目2-33)
当社のブース番号:No:19-27
公式ウェブサイトhttps://www.windexpo.jp/ja-jp.html

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