古野電気株式会社
弊社コーポレートサイトにおいて、2025年9月30日付け「弊社サーバへの不正アクセスについて(第1報)」にて公表いたしましたとおり、弊社が管理するサーバが第三者による不正アクセスを受け、その後、同年7月14日付けにて「第2報」、8月7日付けにて「第3報」でご報告してまいりました。
弊社では、不正アクセスの認識後、緊急対策本部を立ち上げ、外部のセキュリティ専門機関等のご協力を得ながら社内調査が完了しましたので、最終的な被害の確定および再発防止策等について以下のとおりご報告いたします。
本件に関しまして、関係者の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけする事態となりましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。
被害等について
漏洩のおそれがある個人情報:調査完了し確定
(7/15弊社HPでの第2報、第3報から更新あり)
弊社より直接もしくは所属会社さま等を通じてご連絡をさせていただいておりますが、ご連絡が困難な方につきましては、本公表をもって弊社からのご連絡に代えさせていただきます。
①お取引先さま・お客さま:72名
(個人ではなくグループ名であった:1名、重複(同じ人の情報):1名 の計2名を削除修正)
氏名 | 〇 | - |
会社名 | △ | - |
メールアドレス | △ | - |
所属・役職 | △ | - |
船名 | △ | - |
○:該当、 △:一部該当、 -:非該当
②弊社グループ従業員(派遣・業務委託会社所属者、退職者含む):8534名(7041名追加修正)
氏名 | 〇 | 〇 |
弊社ユーザID | 〇 | 〇 |
弊社社員証コード | △ | - |
弊社業務用メールアドレス | △ | - |
会社名 | △ | △ |
所属 | △ | △ |
社員区分 | △ | - |
漏洩のおそれがある通信の秘密に関する情報:調査完了し確定
(7/15弊社HPでの第2報、第3報から更新あり。重複が見つかり件数更新)
衛星通信に関わる請求等に関する情報:20件。対象のお客さまには、適宜対応を実施いたしました。
漏洩のおそれがある業務に関する情報:調査完了し確定
(7/15弊社HPでの第2報、第3報から更新なし)
対象のお客さまには、適宜対応を実施いたしました。
弊社 |
舶用機器事業部 |
特定のお客さまの業務に関する情報 |
システム機器事業部 |
- |
航空・防衛事業部 |
- |
管理部門 |
- |
ラボテック・インターナショナル㈱ |
- |
㈱フルノシステムズ |
- |
フルノライフベスト㈱ |
- |
㈱フルノソフテック |
- |
マリサット通信サービス㈱ |
- |
海外グループ会社 |
- |
-:漏洩のおそれは確認されていません
不正利用等の二次被害
SNSやダークウェブ等をモニターして情報が拡散・流通していないかを監視しておりますが、公表日現在において、漏洩したおそれのある情報の不正利用やなりすまし等の二次被害は確認されておりません。
弊社および国内グループ会社の製品への影響
公表日現在において、弊社製品の開発・製造に関連するサーバおよび、弊社クラウドサービスに関連するサーバへの不正アクセスは確認されておらず、弊社グループ製品やクラウドサービスのご利用には影響ありません。
原因・再発防止策等について
原因
不正アクセスの原因究明として、外部セキュリティ専門会社へ依頼していたフォレンジック調査の報告を受け取りました。この調査報告にて、今回の不正アクセスは未知の方法で行われ、弊社のITシステム向けにカスタマイズされたマルウェアが秘匿性の高い方法で仕掛けられていたことが判明しました。このことから、高度な手法を用いてのサイバー攻撃を受けたと判断しております。
再発防止策
今回弊社が受けた不正アクセスの実態、被害発生の要因等を踏まえ、主に以下の再発防止策を実施してまいります。
- ネットワーク管理体制の見直しと通信制限強化
- 管理者権限の管理強化と不正検知の強化
- 脅威情報の収集・分析強化による対応力の向上
- 社内関連規程等の見直しおよび情報セキュリティ教育の徹底
改めまして、お取引先さま・お客さま・関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。弊社は今回の事態を重く受け止め、再発防止および情報セキュリティ体制の更なる強化に取り組んでまいります。
第1報のお知らせはこちら
第2報のお知らせはこちら
第3報のお知らせはこちら
本件に関するお問合せ先
古野電気株式会社
弊社企業情報サイトお問合せ窓口
TEL:0798-65-2111