本文へスキップします。

ニュース詳細

New「九州イノベーションWEEK」に出展

2025年05月29日

ソーラー&バッテリ一体型の簡易型クラウド遠隔監視カメラを紹介

古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下 当社)は、2025年6月4日(水)~5日(木)の期間中、マリンメッセ福岡で開催される「九州イノベーションWEEK」に出展します。


簡易型クラウド遠隔監視カメラ「FWC」

本展示会では、夜間や暗い場所でもフラッシュ無しで撮影可能なソーラー&バッテリ一体型の簡易型クラウド遠隔監視カメラ「FWC」を出展します。また、同ブース内において局地的豪雨の前兆のひとつである水蒸気(可降水量)の変動をリアルタイムで観測できる水蒸気マイクロ波放射計「KASMI-160」も紹介します。

簡易型クラウド遠隔監視カメラ「FWC」

FWCは夜間撮影可能なソーラー&バッテリ一体型の簡易型クラウド遠隔監視カメラです。本製品は国土交通省の簡易型河川監視カメラの仕様に準拠しています。

  1. 超低電力:従来の遠隔監視カメラは、大型のソーラーパネルおよび大容量のバッテリを併設していますが、本製品は省電力化することで小型のソーラーパネルと内蔵バッテリによる電源不要の単独動作を実現しました。
    雨天・曇天時でソーラーパネルでの発電ができない場合にも、内蔵バッテリにより、7日間以上(5分に1回の撮影)の動作が可能です。
  2. 超高感度:夜間など暗い場所でもフラッシュや補助照明なしで撮影可能な超高感度を実現しています。これまで撮影が困難だった状況下でも鮮明な画像の撮影が可能(最低被写体照度0.02lux)です。高い感度を発揮し、暗所などの環境においてもクリアな画像が提供可能です。
  3. かんたん設置:配線不要のソーラーパネル一体型のため大がかりな工事が不要です。容易に設置できるため、設置後すぐに使用したい場合や一定期間のみ使用する場合にも最適です。約3kgと小型で軽量なため、街路灯や既設の単管パイプなどにも設置でき、短工期・低コストでの導入が可能です。
  4. 広域ネットワーク:LTEまたはWi-Fi HaLow™(IEEE802.11ah)を使った通信に対応しており、PCやスマートフォンから専用閲覧サイトで撮影画像を確認できます。専用閲覧サイトでは最新の画像を確認できる他、平常時との比較やマスキング機能、さらにタイムラプス機能も実装しています。


「FWC」の特性を活用したユースケース

※ IEEE標準規格802.11ah(Wi-Fi HaLow™)は920MHz帯の周波数を利用する通信手段のひとつで、特にIoTの通信システムとして様々な分野で活用が期待される新しい種類のWi-Fi規格です。

カメラ撮影画像比較(同所・同時刻:夜21時頃に撮影)


  • 一般的なカメラ(露光・フラッシュ無し)


  • FWC(夜間・暗い場所でもフラッシュ無しで撮影可能)


  • カメラ画角を上下・左右方向に調整でき、ソーラーパネルの角度調整も行えるため、即日設置・運用が可能


  • LTE通信/Wi-Fi HaLow™(IEEE 802.11ah)によるクラウドを使用した遠隔監視

水蒸気マイクロ波放射計「KASMI-160」

  • KASMI-160は大気中の水蒸気が自ら放射する微弱なマイクロ波(22GHz帯)を受信し、水蒸気量(可降水量および水蒸気密度高度分布)を観測する装置です。水蒸気をリアルタイムかつ高時空間分解能で測定でき、小型・軽量で機動性に優れることから船舶等の移動体での観測にも適しています。観測アルゴリズムには機械学習モデルを用いることで、設置場所の気象状況に応じて高精度に可降水量および水蒸気密度高度分布を推定します。線状降水帯をはじめとした豪雨発生のもととなる大気下層の水蒸気流入の観測・予測に貢献でき、早期防災行動に繋げることができます。


  • 水蒸気マイクロ波放射計「KASMI-160」

展示会概要

名称:「九州イノベーションWEEK」

会期:2025年6月4日(水)~5日(木)10:00-17:00

会場:マリンメッセ福岡 A館

当社ブース番号:B-38

公式サイトhttps://kfb-shien.com/

出展内容

本件に関するお問合せ先

システム機器事業部 事業企画部 事業企画課(担当:内形)
TEL:0798-33-7517

このページに記載されているニュースやその他の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。