基地局品質のGNSS時刻同期をもっと手軽に
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下 当社)は、2026年11月より、新製品である業界準拠のRCB※1フォームファクタを採用した時刻同期用GNSS受信機「型式:RCB-100」の発売を予定しています。
本製品は、基地局・通信インフラ市場向けGNSS受信モジュールGT-100シリーズで培った高精度時刻同期技術と妨害耐性を、より導入しやすい形で提供する新製品です。専用の高周波設計や基板実装を必要とせず、ねじ留めとコネクタ接続のみで装置へ組み込めるため、少量生産機器や専用設計が難しい装置にも基地局品質※2のGNSS時刻同期を容易に導入できます。
発売時期
2026年11月(予定)
背景
通信・放送・電力・金融などの社会インフラを支える装置では、高精度な時刻同期と高い妨害耐性を備えたGNSS受信機が不可欠です。当社は、GNSS受信モジュール「型式:GT-100」を中心に、基地局や通信インフラ市場において豊富な採用実績を積み重ねてきました。一方で、こうした基地局品質のGNSS機能を装置へ組み込むためには、高周波回路の専用設計、モジュールの基板実装(はんだ付け・リフロー)、アンテナ系統の設計など、多くの実装・設計負荷が発生します。特に少量生産機器や専用設計が難しい用途においては、高性能なGNSSソリューションほど導入のハードルが高くなるという課題がありました。当社はこの課題を解決し、より多くの装置メーカーが高精度な時刻同期機能を容易に導入できるよう、本製品を開発しました。
主な特長
①基地局品質のGNSS同期をそのまま提供
GT-100シリーズで培った高度なGNSS技術を継承し、以下の性能を最小限の実装負荷で利用可能です。
・通信インフラレベルの高精度時刻同期
・実運用で鍛えられたジャミング※3(電波妨害)およびスプーフィング※4(なりすまし)への耐性
・基地局・通信インフラ分野における長年の運用実績
②RCBフォームファクタ採用による高い実装性
本製品は業界基準のRCBフォームファクタを採用しています。専用の高周波設計や基板実装を必要とせず、ねじ留めとコネクタ接続のみで機器へ組み込むことが可能です。また、アンテナ接続用のコネクタを標準装備しているため、開発や設計の負荷を大幅に軽減します。これにより、少量生産機器や専用設計が現実的でない用途においても、高精度かつ高信頼な時刻同期機能を容易に導入できます。
③幅広い用途への展開
本製品は、「通信基地局」「タイムサーバー」「データセンター」「金融取引システム」「電力系統監視システム」「放送・通信インフラ機器」「その他高精度時刻同期を必要とする産業機器」など、高精度な時刻同期が求められるシーンでの利用を想定しています。
当社ではGT-100シリーズで培ってきた信頼と実績を基盤に、より多くの重要インフラ向け装置やアプリケーションへの展開を進め、お客様の実装環境に寄り添った製品ラインナップを通じて社会インフラを支える時刻同期基盤のさらなる信頼性向上に貢献してまいります。
※1 RCB:Receiver Carrier Boardの略。GNSSから取得した時刻情報を処理し、高精度な時刻同期を実現するための基板。
※2 当社が基地局向けに培ってきた、高精度時刻同期と妨害耐性を備えたGNSS品質を指します。
※3 ジャミング:妨害電波を発信してGNSS信号の受信を妨害する行為。
意図的な妨害に限らず、周辺の通信設備等から発せられる電波がGNSS信号に干渉する場合も含む。
※4 スプーフィング:偽のGNSS信号を送信し、受信機に誤った位置・時刻情報を取得させる行為。
関連リンク
・RCB-100製品ページ:
https://www.furuno.com/jp/products/gnss-timing/rcb-100/index.html
・GNSS受信機Webサイト:
https://www.furuno.com/jp/gnss/index.html
※本リリースに記載の内容は発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがあります。