水中ごみ探知に用いる魚群探知機の性能実験と映像制作を体験
古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長執行役員:古野幸男、以下 当社)は、2026年8月8日(土)に、当社の研究開発棟「SOUTH WING」において、海洋ごみ問題をテーマとした環境教育プログラムを開催しました。

プログラム終了後の参加生徒と講師陣・関係者での集合写真
本プログラムは、西宮市立西宮高等学校の特色選抜生およびグローバル・サイエンス科との共催、西宮市教育委員会の後援により実施したものです。同校の生徒が企画立案し、当社は企画段階から伴走して実現を支援しました。当日は、西宮高等学校および西宮東高等学校から29名の生徒が参加し、海洋ごみ問題について学び、考え、その思いを映像として発信しました。
イベント概要
海洋に流出したごみの約95%は海中に沈んでいるともいわれています。当社は海に育てられた企業として、この問題を重要な社会課題の一つと捉えています。こうした課題の解決に向け、当社は2025年2月に大阪府環境農林水産部(以下、大阪府)および大阪大学大学院工学研究科(以下、大阪大学)と3者連携協定を締結し海洋ごみ対策に取り組んでいます。今回のプログラムでは、当社が描く2050年の未来社会コンセプト「Ocean 5.0」※を紹介するとともに、その重要テーマの一つである海洋ごみ問題について、大阪府と大阪大学がそれぞれの立場から現状や取り組みを講義しました。続いて当社から魚群探知機の超音波技術を活用した水中ごみ探知の取り組みについて紹介し、生徒たちは大型実験水槽を用いて魚群探知機の性能を実測しました。その後、各グループは講義や実験を通じて得た学びや気づきを45秒の映像作品として制作・発表しました。
完成した映像はSNSを通じて広く発信され、海洋ごみ問題への関心や理解を深めるきっかけとなりました。
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水中ごみ探知に使う魚群探知機性能実測の様子
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株式会社伝像ラボの指導による映像制作の様子
参加した高校生が制作した映像の題名一覧
1班:知ってた?世界で毎年800万トンのプラごみが出ている現実
2班:つくる技術、変える行動
3班:30年後に寿司屋が消える?!
4班:危険、海洋ごみで魚が…
5班:17歳男子高校生 海の深さを知るVlog
6班:ごみ拾いクエスト
動画:1・2班 / 3・4班 / 5・6班
参加した生徒からは、「海洋ごみ問題の深刻さを知り、一人ひとりが意識する必要性を感じた」「ポイ捨てをしなくても、ごみが非意図的に流出することを知った」「学年や学校の壁を越えて楽しく交流できた」「各班の視点を生かした個性ある映像を制作できた」「海を守るために産官学が協力していることを知った」といった感想が寄せられました。講義や実験、映像制作を通じて、生徒たちは海洋ごみ問題への理解を深めるとともに、自ら考え、発信する機会となりました。
共催:西宮市立西宮高等学校 特色選抜
同校グローバル・サイエンス科
古野電気株式会社
後援:西宮市教育委員会
参加:西宮市立西宮高等学校
西宮市立西宮東高等学校(生徒29名)
協力:大阪府環境農林水産部 環境管理室 環境保全課
大阪大学大学院工学研究科
株式会社伝像ラボ
出席者:参加校の教員および西宮市教育委員会関係者
※未来社会コンセプト「Ocean 5.0」とは…海洋の未来や社会環境をテーマにした論文や、書籍など、様々な文献をもとに2050年に到来するであろう世界を当社が予測して描いた未来社会コンセプト。過去、現在、そしてこれからの海の未来を「Ocean 1.0」から「Ocean 5.0」の5段階に分類しており、「1.0 海の恩恵を発見」「2.0 海へ自由に航海」「3.0 人類中心で海の支配」「4.0 持続可能性の模索」と続き、2025年現在は「Ocean 4.0」の時代を生きていると定義しています。

海に育てられた企業として、海を“未来”につなげていく
身近な海の魅力を伝えることで「好き」になってもらう。好きになったものは「守りたい」と思う。
一人でも多くの行動を後押しすることで豊かな自然を守り、「海を未来につなげていきます。」